キャラバンストーリーズ【レビュー】




2017年11月28日、Aimingの新作RPG『CARAVAN STORIES(キャラバンストーリーズ)』が配信されました。「予約TOP10」で事前登録をしている頃から気になっていたタイトルで、個人的な期待度で言えば「リネージュ2レボリューション」より心待ちにしていました。

惹かれた理由としては、公式PVでの映像。

柔らかいタッチで表現された人物や建物が「なぜだか懐かしい気持ちにさせてくれる」、久々にどストライクな雰囲気。これは配信されたら絶対にプレイすると決めていました。

配信から数ヶ月経った今、個人的感想を混じえて「キャラバンストーリーズ」を紹介したいと思います。



自分の分身となるキャラクターは4種族から選ぶ

MMOではお馴染みの「アバター作成」、つまり自分の分身を作成するものですね。MMOで面白いか面白くないかは、ここで作成できるキャラのクオリティによっても左右されるくらい重要なものではないでしょうか。

ちなみに、配信直後は3種族(ヒューマン・ドワーフ・オーク)しかありませんでしたが、最近のアップデートで4種族目の「エルフ」が実装。

肝心のキャラメイクは、名前と性別、種類は少ないが、見た目を多少イジることが可能です。(リネレボは職業を決めたら種族と性別が固定でしたからね、そこが私としてはいまいちな点でした)

キャラバンストーリーズは、そこまで自由度の高いキャラメイクではありませんが、キャラのタッチが冒頭でも説明したように、個人的にはツボだったので、特に不満はなく、納得できるキャラを作ることができました。

「キャラバン」という謎の乗り物

ゲームのタイトルにもなっている「キャラバン」。ストーリーにも大きく関わってくるもので、序盤スグに手に入ります。

キャラバン=馬車

戦闘は6キャラまで参加することができ、残りのメンバーはキャラバン内で待機。世界地図を入手すれば、各地に点在する「キャラポスト」に一瞬でワープすることも可能。このキャラバンのおかげで世界中を旅することができるわけです。(走っても行けますがね)

キャラバンは単なる移動手段ではなく、戦闘にも参加します。「外装」に大砲を装備させることで、戦闘中に攻撃はもちろん、毒や凍結といったデバフでサポートもしてくれる頼りになる乗り物。ただ…キャラバンにはHPが存在しており、戦闘中に0になると全滅扱い。ほかのキャラが生存していても全滅。言い返せばキャラバンさえ生き残ればワンチャンあるということですが、そこまで戦闘能力が高いわけではないの、キャラバンのみになった状況=全滅。となることが多い。

最初の種族によって序盤のストーリーと若干の難易度の違い

私がプレイした頃は、ヒューマン・ドワーフ・オークの3種族で、人外キャラが苦手は私はもちろんヒューマン一択。どんなゲームでも主人公は「男」と決めている私ですが、キャラバンストーリーズに関してはまさかの「女主人公」を選択。なんか格好可愛くてよかった。

大筋のシナリオはどの種族を選んでも一緒ですが、キャラごとに固有スキルが存在しており、ヒューマンが一番バランスが取れているような気がするので、難易度的にはヒューマンが簡単かもしれない。まぁどの種族を選んでも「こんなん無理〜」と思う場面にはならないので、自分の好きな種族を選ぶのがいいと思います。

ある程度冒険を進めると、残りの2種族にも「転生」することができる

3種族共通して、あるエリアまで到達すれば、最初に選ばなかった種族に「転生」することができます。転生すると、最初と同じくキャラメイクからはじまり、種族ごとのシナリオで再び冒険を開始することができます。

「ちょっと待って! 最初に作ったキャラたちはどうなるの? 」、転生する時に一番気になるポイントかもしれません。転生して別の種族になった後でも「キャラバン」を入手すれば、以前の主人公やその仲間たちを使うことができます。ストーリーには一切関わってこないので、「どうして仲間にいるんだろう? 」という疑問は生まれますが、転生前のキャラたちはレベルも装備もそのままなので、序盤からサクサク進行することができます。

モンスターを仲間にできる

ドラクエV、テリーのワンダーランドなど、モンスターを仲間にして育てる。

これは相当夢中になりました。そんなドラクエを彷彿させるものが、キャラバンストーリーズにはあります。一定の確率でモンスター(厳密には「ビースト」)が仲間に入るんです。

「仲間になりたそうにこっちを見ている」

まさにドラクエV

カッコイモンスターを仲間にするもよし、かわいい癒し系モンスターを育成するもよし、こういった要素が好きな人にはたまらないでしょうね。

私もオオカミとフクロウを捕獲しまくりました。

MMOとしての完成度は低い、だけどそこがまた良い

Aimingから新作RPGとしてリリースされた「キャラバンストーリーズ」は、MMOとしてほかのプレイヤーたちとギルドを組んだり一緒に冒険をすることも可能。だけど、現状の段階だとほかのプレイヤーとPTを組んで一緒に冒険する必要はあまりなく、加えて通信が非常に重いのとシステム周りがいまいちなことからPTを組む機会は少ない。

「共闘」というシステムもあり、別にPTを組まなくとも最大3人と一緒に協力してモンスターと戦うことができる。これもあって、野良でPTを組んだりする必要もなく、気軽にほかのプレイヤーの戦闘に混じることができるので、あまり人と関わりたくない人でもMMOとしての楽しみを味わうことができます。

定期的に「レイド」と呼ばれるBOSSモンスターが出現、もちろんPTを組まずにほかのプレイヤーたちと協力して討伐することも可能になっています。ソロでもゴリ押しで勝てる難易度のレイドから、ほかのプレイヤーたちとコミュニケーションを取らないと討伐が難しいものもあります。

キャラバンストーリーズはMMOライトユーザーが楽しみやすい

私はMMOが大好き。ほかのプレイヤーたちとチャットしたり冒険したり、オフラインでは味わえない楽しさがありますよね。でも、最近は昔ほど人と繋がることをしなくなりました。

なんて言うんでしょう、スマホとPCの違いというのでしょうか、PCではドッシリ構えてゲームをプレイするのに対し、スマホはなんかお手軽。

キッチンでも……。

トイレでも……。

仕事中でも……。

「暇」さえあればどこでもプレイすることができます。

PCだとイン・アウト時には「こん(こんにちは)」とか、「落ちますノシ」とか、一言挨拶をするのが礼儀ですよね。でも、スマホではそういった礼儀を軽視するプレイヤーが多く、そもそも馴れ合いが面倒だと感じる人が多いのかもしれません。

毎度毎度そういった「当たり前の礼儀」をしていては、折角のスマホなのに「気軽さ」が失われてしまいます。こうした理由から、私はスマホ版MMOでは人とコミュニケーションを取ることを避けている、わけではありませんが控えていますね。話しかけられたらちゃんと反応はしますけど。

面白い?

私は面白いと思います。特に序盤〜中盤までは。あと、「結構課金をしちゃった」ということも関係していますね。数千円程度ならさっさと切り捨てますが、ディズニーに3泊4日できるくらいのお金を使ってしまったので、しばらくは遊ぶつもりです。リネレボの時は3,000円くらい課金したかも。

裏を返せば、「課金したくなる程面白かった」ということなのかもしれません。

次からは、キャラバンストーリーズの個人的にマイナスな点を挙げていきます。

育成のマゾさは好き。だけど……

MMOのレベリングって基本的にマゾいものです。私はPC版「リネージュ」で1時間狩りして1%のEXPしか稼げない時期でも、弱音一つ吐かず無心で狩りをしてきた。そんな人です。

それに比べればキャラバンストーリーズのレベリングなんて鼻くそレベル。

「マゾい=面白い」のもMMOとして大事な要素だと思っています。

だけど、武器の育成に関しては好きになれません。RPGの楽しみの一つに、「キャラの装備を強化していく」この過程も楽しい要素なんですが、キャラバンストーリーズにはその楽しさを手に入れるには、リアルラック、時間、課金、このどれかが必要。

↓この装備はもちろん課金。

キャラの装備には「メイン武器」と「サブ武器」の2種類があり、「ルーン」とよばれるアイテムをはめ込んで強化していき、防御に特化したり、攻撃に特化したりと同じキャラなのに、ルーンによって個性を出すことができます。

しかーし! 武器には最大☆5までのレアリティが存在! 能力はもちろんのことルーンをはめ込める数も違う! ☆5武器を入手するためにはガチャが一番手っ取り早く、真意のほどは定かじゃないけど、「合成」によって無課金でも☆5武器を入手することは可能。ただし、それにはリアルラックと膨大な時間が必要。

ルーンにもレアリティがあり、グレードの高いルーンは入手もお手軽ではないので、低レアの武器にはめ込む気にならない。一度はめ込んだルーンを外すこともできるのでさほど気にしなくてもいいんですけどね。

何が言いたいのかと言えば、☆3程度の武器は育てる気にはなれないということ。

あとで☆4や☆5が手に入れば、それにシフトしてけばいいんですが、運要素が高いので、手に入るまでに飽きてしまう可能性が高い。

私が求めるのは、こう、もっと、武器の選択幅が広く、誰でも頑張れば入手できるというか(ガチャで手に入る)、モンスターのドロップや素材を集めて作成する(あ、これも合成で出来る…)、違う、違うの、例えば「イルーナ戦記」みたいに武器を発掘しに仲間とモンスターを討伐したり、狩場に合わせて使う武器を選びたいの……。

キャラバンストーリーズの雰囲気で、そんなことができたら……。覇権が取れたかもしれない。

↓この画像は合成なので、勘違いしないように。

でも震えますね……。

ストーリーが短い

配信して間もないということもありますが、メインストーリーはあっという間に終わります。現在4種族ありますが、その気になれば2〜3日で終わるくらいの量です。サブクエやキャラシナリオに手を出せばもっと掛かりますが、それでも限界があります。

2月に行われたバージョンアップでは、新種族である「エルフ」が追加されましたが、ストーリーの追加はありません。予定では残り2種族追加されるみたいなので、もしかしたら今後のストーリー追加は全ての種族が登場してからかもしれません。

ストーリーの内容には触れませんが、個人的にはとても楽しめました。ところどころボイス未収録な箇所が気になりましたが、それでも繊細なタッチで描かれた描写は見ていて楽しめます。最近は放置気味ですが、ストーリーが追加されたら再びプレイするでしょうね。それくらい楽しみということ。言い返せば、ストーリーが短いので、サブクエや育成に満足したらやることがない。やり込み要素はあるけど、忙しい私には向かない。

まぁストーリーは短いけど、やり込み要素のおかげで好きな人は長く遊べると思います。

ビーストテイムしたり、装備合成したりね。

テンポが悪い

サーバーからのレスポンスが遅いので、画面切り替えに掛かる時間がまぁ長い。慣れると気にならなくなってはくるが、それでも長いものは長い。

それと長時間起動しておくと、キャッシュが溜まるせいかだんだん処理が遅くなってくる。快適な動作性とは程遠いので、これに我慢できるか・できないかで楽しさも変わってくるかと。

1日5分間だけ潜れる経験値・ゴールドダンジョンも、この読み込み時間もカウントされるので、本来はもっと狩れるはずのモンスターも全然狩れない。

しまいには、読み込みが途中で止まり再起動を余儀なくされる。

端末の影響もあるでしょうが、こうしたテンポの悪さは面白さに直結する要素でもあるので、今後快適になればさらに面白くなるかと。

ハマれば熱中度は高い

色々不満はあるけれど、最近のスマホゲームの中では頭一つ飛び出た内容になっていると思います。私はキャラを育成したりするのが大好きなので、ストーリーが全て終わってもプレイしていました。

熱中度で言えばどれくらいでしょうか…… 私は自宅で仕事をしているのですが、スグにやらなきゃいけない仕事があるのにキャラバンをプレイしたり、「みんなの旅日記」を閲覧してコメント書いて回ったり、その程度にはハマっていました。

キャラバンストーリーズ』Apple Store

『キャラバンストーリーズ』Google Play




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